【ワイン】アルガブランカ デンショウを飲んでみた感想
こんにちは、いそべ酒店の礒部大和です!
酒屋をしていると日々多くのサンプル品をいただくことがあります。
その中で本当に美味しいと思ったお酒を紹介するブログ!
テイスティング記事執筆の理由はこちら
今回ご紹介する商品は勝沼醸造様(山梨県)が醸す「アルガブランカ デンショウ」です。
おしゃれ~!
芸術的センス皆無の私でもついつい見入ってしまうラベル。勝沼醸造様の魅力のひとつでもありますね。
そして勝沼醸造様といえば日本を代表するワイナリー!
ワインをあまり飲まない方でもご存知の方も多いのではないでしょうか?
そんなワイナリーのフラグシップブランド「アルガブランカ」シリーズの待望の新商品がこちらなんです!
これだけでもワクワクしますが、さらに世界で注目をされている"オレンジワイン"スタイル!
※念のためオレンジワインについて説明をさせていただきます。
白ワインは白ブドウの皮や種を取り除いた果肉部のみを使用して発酵させますが、オレンジワインは白ブドウの果肉部に合わせて皮や種も一緒に発酵させます。
それによりオレンジ色のような色調になり、白ワインでは表現できない複雑な味わいとなります。
ここ数年オレンジワインの試作をして試行錯誤を繰り返していたようで、確かな手応えを得たことで満を持して登場となったようです。
勝沼醸造様がどんなオレンジワインを醸すのかとても気になります。
早速試飲してみました!
"アルガブランカ デンショウ"のテイスティング
注いだ瞬間グラスがオレンジゴールドに染まりました。
画像では伝わりにくいのが残念でならない程にめちゃくちゃ綺麗な色調です。
香りはあんずやリンゴのコンポートのような香りと、古樽で4ヶ月熟成させたことで樽由来の紅茶のような香りを感じます。
口に含むと甲州ぶどうの酸味、苦味、ピュアな果実感が印象的。
甲州ぶどうの良さをそのまま詰め込んだナチュラルさ、スッキリ飲める和食寄りの酒質。
白ワインでは表現することのできない複雑性感じつつもオレンジワイン特有のえぐみを全く感じない上品な仕上がりです。
※個人的な感想です。
まとめ
勝沼醸造様がオレンジワインを醸すとこんな感じになるじゃないかな?
という想像した路線は外さずに、それでいながらそのハードルを優に越えてくる。
勝沼醸造様の良さそしてオレンジワインの良さが見事に表現され、それらが見事に調和する。
毎日愛飲したくなるような素晴らしい酒質でした!
そしてこの商品の特徴はアルコール度数が8.5%と低アルコールというのも特徴かなと思います。
以前醸造担当の有賀裕剛さんとお会いした際に目を輝かせながら仰っていました。
「甲州ブドウの良さをそのままワインに落とし込みたい。だから補糖などを極力せずにありのままの姿で勝負したい」と。
甲州ブドウ自らがこのアルコール度数を望んで選んだと考えると感慨深いところがあります。
ピュアでナチュラルな甲州ブドウの果実感と複雑味!
是非一度お試しください!
■スペック
商品名:アルガブランカ DENSHO(デンショウ)
ぶどう品種:甲州100%
収穫地:甲州市勝沼町
収穫年:2021年
色:オレンジ
味わい:辛口
発酵方法:約2週間の醸し発酵
樽育成:古樽で4ヶ月
アルコール度数:8.5%
【こんな方にオススメしたいです!】
- オレンジワインを初めて飲む方
- 甲州ブドウ本来の味わいを楽しみたい方
- 和食に合うワインをお探しの方