【日本酒】"醸す森"を飲んでみた感想
こんにちは、いそべ酒店の礒部大和です!
酒屋としての立場上、日々多くのお酒を試飲します。
そんな中で本当に美味しいと思ったお酒を紹介するブログ!
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第一弾は新潟県は苗場酒造様の"醸す森"。
左:醸す森 純米吟醸
右:醸す森 純米大吟醸
シンプル&スタイリッシュなラベル。
SNSでも多くの方が投稿していたこともありとても気になっていた銘柄です。
そして調べてみると特徴的な造りをしているので少し紹介します。
ザックリと説明すると、日本酒の発酵させる段階では三回に分けて徐々に発酵させる「三段仕込」が主流なのですが、醸す森は「一段仕込」と呼ばれる発酵を一度完結させる手法を使うようです。
糖がアルコールに分解される途中の若い段階で搾るため芳醇な吟醸香とお米の甘味、そしてフレッシュなお酒になるそうです。
この特徴的な造りということもあり、他にはない個性のある味わいと評判なので楽しみです。
醸す森 純米吟醸のテイスティング
まずは純米吟醸の方から
注いでビックリ!
透明感のある乳白色。
乳酸系の香りをベースとしてその上に洋梨やライチを思わせるフルーティーな香り。
これは期待が高まります。
口に含むと生酒ならではのフレッシュ・ジューシーが広がります。
そして一番の特徴はヨーグルトのような強めの酸味。
個性的な味わいとはこのことか。
飲み進めていくとこの酸味がクセになります。
醸す森 純米大吟醸のテイスティング
乳酸系の香り。特にアイスクリームのようなクリーミーさがあります。
その中に熟したスモモやパイナップルのようなフルーティーな香りが追いかける。
こちらも同様フレッシュさがありますが、純米吟醸よりもしっかりとしたジューシーさがあります。
そして醸す森の特徴なのでしょうか。ヨーグルトのような強めの酸味は健在!
ワイングラスで飲むとフルーティーな香り、輝きのある甘味をより感じることができました。
まとめ
どちらも甘口のタイプになります。
そしてヨーグルトのような強めの酸味が特徴的。飲めば飲むほどこの酸味に魅了される私がいました。
洋食など食中酒としては合わせるなら純米吟醸。
甘味がある分そのまま飲むなら純米大吟醸かなと思います。
個人的にはこんな方に飲んでいただきたいです!
- 日本酒の新たな境地に挑戦してみたい方
- 白ワインがお好きな方
- 酸味のある料理がクセになりついつい食べてしまう方