【クラフトサケ】"LIBROM(リブロム) VERBENA おりがらみ"を飲んでみた感想
こんにちは、山梨県甲府市のいそべ酒店と申します!
酒屋業をしていると様々なお酒の試飲する機会があります。
その中で本当に美味しいと感じた商品をご紹介する記事になります。
テイスティング記事執筆の理由はこちら
今回ご紹介する商品は
【LIBROM(リブロム) VERBENA おりがらみ《レモンバーベナ》】
になります!
日本酒? 白ワイン? ジン?
このお酒は一体なんのジャンル?
そんな疑問を抱いてしまうような革新的な名前とデザインではありますが
実は日本酒業界で今話題沸騰の新ジャンル"クラフトサケ"という分野になります!
クラフトサケとは?
"クラフトビール"は知っているけど"クラフトサケ"は知らん!
という方にまずはクラフトサケについて説明させてください。
【クラフトサケとは】
日本酒の醸造技術をベースに醸造過程で様々な副原料を加えることで、従来の日本酒には無い香り・旨味が楽しめる醸造酒になります。
少し仰々しいので簡単に言うと、日本酒の発酵過程でフルーツやハーブなどの副原料を加えたお酒のことを"クラフトサケ"と名乗るのです!
この説明を聞くと日本酒を長年愛されている方から、邪道ではないかと思われるかもしれません。
かく言う私自身もその一人でした。
しかしながら偶々参加した日本酒イベントにて試飲した本商品「LIBROM」こそ、そんなちっぽけな固定観念をぶっ壊してくれました。
この感覚皆様にも味わってほしいと思いご紹介させて頂きます。
LIBROM(リブロム)について
福岡県の街中に蔵を構えるLIBROM CRAFT SAKE BREWERY様が醸す「LIBROM」。
「日本酒文化をもっと身近に」をコンセプトに、代表の"柳生氏"、杜氏の"穴見氏"を筆頭に少人数で醸すサケブルワリー。
ハーブやフルーツなど福岡県産の厳選した副原料を使用し、クラフトサケ業界の中でも一目置かれる存在です。
そんなLIBROMの中で唯一のレギュラー商品であり一番人気の商品をテイスティングしてみました!
"LIBROM(リブロム) VERBENA おりがらみ《レモンバーベナ》"のテイスティング
福岡県福津市にある無農薬栽培でハーブやエディブルフラワーを栽培している"ガーデンアルテ"さんのレモンバーベナというハーブを使用したクラフトサケになります。
副原料を加えていることもありやや黄色味がかった色合い。
開栓すると
プシュッ!!
強い発泡感を期待させる魅力的な音。
清涼感のあるハーブの香りをベースにレモンなどの柑橘系の香り、ラムネのような要素も感じます。
その中に麹由来の香りも感じられ確かな日本酒らしさもあります。
口の中で弾ける強いガス感。
フレッシュな酸味にハーブの心地よい風味が鼻を抜けていきます。
中盤からふくよかな日本酒らしさ、おりがらみ由来の米の旨味が現れて、後口にはそれらの要素が調和してスッと消えていく。
新しい!美味過ぎる!
※テイスティングコメントはあくまでも個人的な感想です。
執筆時2023/3/4時点の感想になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
正直ここまで美味しいとは想像以上でした。
もっと副原料の要素の強いお酒を想像していましたがクラフトサケという名だけあり、日本酒の概念に収まりつつも副原料の魅力を最大限に引き出されておりました。
クラフトサケはキャッチーだから一時的に盛り上がっている??
NO!!
実力は本物です!!
以上。
◆スペック
カテゴリー:クラフトサケ
原材料名:米(福岡県産ヒノヒカリ)、米麹(福岡県産山田錦)
副原料:レモンバーベナ
精米歩合:掛)92%、麹)68%
アルコール度数:10度
保管方法:要冷蔵
製造者:LIBROM Craft Sake Brewery(福岡県)
【こんな方にオススメしたいです!】
- クラフトサケを飲んだことのない方
- 新しいジャンルに挑戦してみたい方
- 日本酒を飲み始めたばかりの方