第四回「飛鸞会」2022 (3本1セット)
【第四回「飛鸞会」2022 (3本1セット)】
「お米」をテーマにした「飛鸞会」の限定商品!
飛鸞会とは、五代目蔵元杜氏が好奇心と探究心のもとに、これまでにない飛鸞を育てより多くの方に新しい飛鸞、新しい日本酒の魅力を見つけて頂きたいという想いから作った会です。
第4回飛鸞会のテーマは「お米」です。
日本酒の大事な原料である「お米」は、酒米の王様「山田錦」はじめ100種類以上あります。その中でも代表的な品種は、日本酒愛好家の皆さんの中でも認知されてきているかと思います。
しかし一方で、お米の品種の違いでどのような風味の違いがあるのかは意外と知られていないのではないでしょうか。それもそのはず、日本酒はワインと違い主な風味は酵母によって決定づけられることが多いからです。また、酵母が同じでも技術者によってお米の生かし方が違えば、同じ品種のお米を使用しても違ったお酒になります。これは、醸造酒というカテゴリーにおいて世界一とも言われる製造工程の数の多さと緻密な酒質設計が必要とされる日本の酒造りだからこそだと思います。
そこで今回は、飛鸞の酒造りのなかでお米の品種を除く全ての工程・原料(精米歩合、麹、酵母など)を統一することで、よりお米の品種による風味の違いが明確になるのではないかと考え、3種類の品種を用いてお酒を醸すことにしました。
1. 愛山(兵庫県の酒米)
酒米の中でもっとも希少性が高いとも言われている。濃醇な甘味と旨味が特徴的な一方、非常に溶けやすいことから雑味がでやすく、技術者の腕が試される扱いが難しいお米でもある。
2. 八反錦(広島県の酒米)
五代目蔵元の第二の故郷である広島県の代表的な酒米です。硬くて溶けにくいですが、しっかりと使いこなせればスッキリとした上品な酒質に仕上がりやすい。
3. 春陽(新潟県の食用米)
グルテリン含量が一般品種の約3分の1で、たんぱく質摂取制限が必要な慢性腎不全患者の病態食向けに育成されたお米です。たんぱく質含量が低いことから雑味の少ない淡麗な酒質になりや
すい。また、最近では本来の日本酒にはあまり感じられない4MMPというソーヴィニヨンブランのような白ワインの特徴香が感じられやすいことから注目されているお米でもあります。
以上の3種類の飲み比べセット(各720ml)を限定販売させて頂きます。
より多くの方に飛鸞というカテゴリーの中でお酒の奥深さ、面白さをお伝えできればと考えております。